福沢諭吉が創立した慶応義塾が今年で創立150年を迎えたことを記念し、自転車競技倶楽部(くらぶ)の学生らが30日、自転車で福沢の足跡をたどる旅に出る。中心になって企画を進めた前部長の吉田和夫さん(享年58、元慶応義塾常任理事)が直前に急逝したが、部員らは「企画を成功させることが追悼になる」と、約1200キロの行程に挑む。
「ツール・ド・慶応1200キロ」と名付けられた旅は、福沢旧居がある大分県中津市から東京都港区の慶応大三田キャンパスまでを自転車でたどる。青春期に学んだ適塾がある大阪市といったゆかりの地を経由し、5月5日のゴールを目指す。大学・高校の部員チームとOBチームの各10人がリレー方式で走行。1日に290キロを走る日もある。
企画は、150年記念事業にもかかわっていた吉田前部長が昨秋に提案した。吉田前部長は横浜市の自宅から三田キャンパスなどの職場までロードレーサーで通うほどの自転車好き。倶楽部の古市尚久総監督は「福沢先生のたどった道を、好きな自転車に乗って自分の目で見て確かめてみたいという思いがあったのでは」と話す。
コースの設定やサポートする人員の配置に苦労しつつも準備が整いつつあった矢先、悲報が届いた。3月19日、吉田前部長が心不全で亡くなったという知らせ。部員らの間には動揺が広がった。「あまりに急だったので、私たちもどう対処すればいいか本当に悩んだ」と古市総監督。議論の末、予定通り進めることが遺志を実現することになるとの結論に至った。
ツアーでは、誰よりも出発を楽しみにしていたという吉田前部長の遺影と愛用の自転車の前輪、ヘルメットを伴走車に乗せ、一緒にゴールを目指す。ロボット工学の教授だった吉田前部長の指導チームが静岡県沼津市であるロボカップに出場する時期と重なるため、5日朝には会場を訪れて激励する。
第1区間を走る予定の池内直人実行委員長は「ぜひ成功させたい。この話をする時、吉田先生は本当にうれしそうだったので、シメっぽくならずに笑顔でゴールしたい」と話す。チームの走行状況はホームページ(http://tour−de−keio.globalaccess.co.jp)で確認できる。
「ツール・ド・慶応1200キロ」と名付けられた旅は、福沢旧居がある大分県中津市から東京都港区の慶応大三田キャンパスまでを自転車でたどる。青春期に学んだ適塾がある大阪市といったゆかりの地を経由し、5月5日のゴールを目指す。大学・高校の部員チームとOBチームの各10人がリレー方式で走行。1日に290キロを走る日もある。
企画は、150年記念事業にもかかわっていた吉田前部長が昨秋に提案した。吉田前部長は横浜市の自宅から三田キャンパスなどの職場までロードレーサーで通うほどの自転車好き。倶楽部の古市尚久総監督は「福沢先生のたどった道を、好きな自転車に乗って自分の目で見て確かめてみたいという思いがあったのでは」と話す。
コースの設定やサポートする人員の配置に苦労しつつも準備が整いつつあった矢先、悲報が届いた。3月19日、吉田前部長が心不全で亡くなったという知らせ。部員らの間には動揺が広がった。「あまりに急だったので、私たちもどう対処すればいいか本当に悩んだ」と古市総監督。議論の末、予定通り進めることが遺志を実現することになるとの結論に至った。
ツアーでは、誰よりも出発を楽しみにしていたという吉田前部長の遺影と愛用の自転車の前輪、ヘルメットを伴走車に乗せ、一緒にゴールを目指す。ロボット工学の教授だった吉田前部長の指導チームが静岡県沼津市であるロボカップに出場する時期と重なるため、5日朝には会場を訪れて激励する。
第1区間を走る予定の池内直人実行委員長は「ぜひ成功させたい。この話をする時、吉田先生は本当にうれしそうだったので、シメっぽくならずに笑顔でゴールしたい」と話す。チームの走行状況はホームページ(http://tour−de−keio.globalaccess.co.jp)で確認できる。


