教育ニュース&トピックス

「こども環境管理士」…保護者もどうぞ

■正しい知識 家庭でも

 身近な生き物への接し方や自然環境の大切さを乳幼児に伝える「こども環境管理士」の資格試験が、今年2回目を迎える。保育士や幼稚園教諭を対象に昨年から始まり、予想以上に反響があったことから、主催する日本生態系協会(東京都豊島区)は、今年から保護者にも門戸を広げた。資格をきっかけに、環境教育や身近なエコに対する意識が、さらに高まることが期待されている。

 資格は1級と2級の2種類。東京都東久留米市立ちゅうおう保育園の保育士、木沢美希子さんは昨年、1級を取得した。

 以前、近くの工事現場からザリガニがいなくなって子供たちが寂しい思いをした経験などから自然環境への関心が高まり、資格に挑戦した。「鳥や虫など生き物への思いやりは人への思いやりにつながる」という木沢さん。現在は保育園で0歳児クラスを受け持つ。

 「おなかの大きなカマキリを見せて『なんで大きいんだろうね』と語りかけながら、子供たちの興味を広げたり、生き物にも気持ちを寄せられるようにしたり」。アリやダンゴ虫を殺す子供がいたら単に「殺しちゃだめ」としかるのではなく、「次はやさしくしようね」と声をかけて、命の大切さを子供たち自身が考えられるように工夫しているという。

 千葉市稲毛区、あやめ台幼稚園の神野茂美園長も昨年、1級を取った。園内の畑で野菜を育てるなど、もともと子供たちの自然体験を重視してきた。「資格を得るための勉強で学んだことなどを、職員に伝えていきたい」と話す。

 「こども環境管理士」の試験は1、2級共通で筆記試験と小論文がある。昨年の筆記では、外来種や鳥獣保護法などの基礎知識のほか、「園にカラスが巣を作ったらどうすればいいか」など身近な問題も出題された。1級は筆記試験合格者のみ面接試験もある。

 日本生態系協会によると以前から、全国の幼稚園や保育園から「子供の自然体験に関して研修や講演会を開いてほしい」という相談が多くきていた。幼稚園教諭や保育士の資格試験には自然環境や生物に関する内容は深く出題されず、小学校の理科の先生のように自然に詳しい人を確保するのは難しい。

 同協会研究員の椎名政博さんは「『ハチに刺されたら、刺された部分にアンモニアをかければいい』という誤った知識も浸透している」という。

 このため同協会では、保育士や幼稚園教諭に自然や環境問題に対する正しい知識を身につけてもらい、自然体験を通して乳幼児の感性をはぐくんでもらおうと「こども環境管理士」の資格制度を創設した。

 1回目の昨年は174人が受験し、1級は42人、2級は52人が合格した。「保育士の資格を持っていないが受けられないか」といった問い合わせや相談も多く、予想以上の反響だったため、今年から2級の受験資格を「保育にかかわる方」に広げ、保護者でも受けられるようにした。協会の広報担当者は「資格で学んだことを家庭でも生かしてほしい」と話している。

 今年の試験の申し込み受け付けは9月1日から10月17日まで。筆記試験は11月24日に東京都内で。問い合わせは同協会(電)03・5951・0244。ホームページ(http://www.ecosys.or.jp/eco−japan/)で受験の手引きなどを紹介している。

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女子ソフト、悲願の金

 北京五輪第14日の21日、ソフトボール決勝で日本は4連覇を狙う米国を3―1で破り、初の金メダルを獲得した。今大会の日本の金メダルは9個目。

<center>【 <a href="http://d.hatena.ne.jp/monokaki-meijin/searchdiary?word=%2a%5b%b9%e6%b3%b0%5d"><b><span style="color:#0a50a0;">その他の号外</span></b></a> 】</center>

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法科大学院:愛知大「不適合」評価 異議申し立てを却下

 法科大学院の認証評価機関「日弁連法務研究財団」は20日、07年度下半期に「不適合」の評価を受けた愛知大(愛知県)の異議申し立てを却下したことを明らかにした。

 法科大学院は5年ごとに認証評価を受けるよう義務付けられている。同財団は愛知大について、新司法試験対策に偏ったカリキュラムに問題があるなどとして不適合と評価。

 同財団は「授業科目が体系的に開設されているとは言い難い」などと結論づけた。

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もう2学期開始 島根の高校「夏休みは長さではない」

 お盆休みが明けたばかりの18日、松江東高校(松江市西川津町)など公立3高校で早くも2学期が始まった。大人の感覚では「子どもたちはまだ夏休みでは?」だが、島根県内の公立高校の大半で8月中に2学期が始まる。背景には02年度から始まった完全学校週5日制の影響があるようだ。

 午前9時半過ぎ、松江東高の体育館で始業式が始まった。ステージの上に立った中村清志校長は「夏休みが短いという声を聞くが、問題は長さではない」と切り出した。「休みは短かったかもしれないが、裏返せばこれから月末に学園祭もあり様々な経験を積む。毎日、寝る前に1日を振り返って下さい」と話した。

 同校の今年の夏休みは7月26日〜8月17日。3年生は16、17日に模試があり、7月の終業式後には4日間の補習もあったため、休みは実質17日間だ。

 03年の夏休みは40日間あったが、05年以降は24〜21日間。三上昭憲教頭によると、補習授業は10年以上前からしていたが、学校5日制でさらに授業時間を確保する必要に迫られたという。

 1年の男子は「去年までは中学校だったので8月末まで休みだった。進学校なので仕方ない」とあきらめ顔。

 平田高校と松江市立女子高校も18日から2学期が始まった。平田高の多久和実校長は「授業時間を確保するため。校内の冷房設備が整って(夏でも)勉強できる環境になったことも大きい」と言う。

 県教委によると、「夏休みは42日間」と定めた県立高校規定がある。だが、学校5日制などに合わせて03年度から、校長裁量で夏休みを短縮できるようにした。ただし、21日は確保するよう求めている。

 高校教育課によると公立高の2学期の始業式は19日に4校、20日に7校が予定しており、44校中39校が8月内に2学期が始まる。一方、小学校は大半が9月1日で、中学の大半は8月28日と9月1日。

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【教育】「深夜に携帯ダメ」 文科省、家庭ルールの指針作成へ

 携帯電話を使った子供の有害情報への接触が問題化するなか、文部科学省は、携帯電話の利用方法について親子間でのルールづくりの指針を今年度中に作成する方針を決めた。「食事中や懇談中、深夜には使わない」などの約束事を例示することで、家庭で使用法を考える契機にしてもらいたいとしている。

 文科省では8月内にも有識者による作業部会を設置し、使用時間や時間帯、使用内容、マナーなどの指針の中身や配布方法、配布先を協議する。指針はパンフレットにして年度内に小学6年生の保護者全員に配布することを検討している。

 小5、中2と保護者を対象とした日本PTA全国協議会の平成19年度調査によると、小5で19%、中2で43%が携帯電話を所有。携帯電話を持つ中2の51%が深夜までメールをしていた。中2の保護者の65%が携帯使用にルールを設定していると回答する一方、ルールがあると認識している中2生は47%にとどまっていた。

 連絡や安全対策として子供に携帯を持たせる一方、利用実態を把握していない親が多いとみられ、文科省では「門限と同様、携帯の利用法も家庭でルールを決めてほしい」としている。

 携帯電話をめぐっては、政府の教育再生懇談会が5月の第1次報告書で「必要のない限り持たないよう保護者や学校が協力する」「機能を限定したものを事業者が開発、普及に協力する」などと提言している。

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学テの結果開示見送り

 学校序列化根強い不安、成績活用法 議論進まず

 鳥取県教委は昨年行われた全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の市町村別・学校別結果について開示を見送った。

 [要約]

 ◇鳥取県教委は学力テストの結果開示方針を、学校や保護者の反対で撤回した。

 ◇学校序列化の不安に配慮しつつ、学力向上にどう活用するか議論が求められる。

 開示を巡る議論は昨年10月の地方紙記者による開示請求がきっかけだった。開示を求めたのは市町村別、学校別の各教科の平均正答率一覧や、家庭での学習時間など学習状況調査のデータなどだ。文部科学省は「学校、地域間の過度の競争や序列化を招く」として開示しないよう都道府県に通知しており、県教委も昨年11月に一度は非開示を決定した。

 しかし、記者の異議申し立てを受け、県情報公開審議会が今年7月8日、「通知に法的拘束力はない」として非開示決定の取り消しを答申。県教委がこれに従う形で開示方針に転じた。開示されれば全国初のケースだったが、小中学校の校長会や、市町村教委の連合体である協議会などから「学校が点数主義に陥る」と一斉に反発の声が上がった。

 県教委が開示方針に転じたのは、同県の基本姿勢によるところが大きい。

 片山善博前知事が在任中(1999〜2007年)から情報公開を徹底。02〜06年度実施の県独自の学力テストについても、「結果は個人名以外、ほとんどを公開する」との方針を打ち出し、03年に一部の例外を除いて開示するよう県情報公開条例を改正した。

 実際、このテストでは市町村別、学校別結果も明らかになったが、県教委によると、弊害があったとの報告はなかったという。

 一方、教育現場の反発の背景には「苦い記憶」がある。全員参加方式の全国学力テストは昨年が43年ぶり。昭和30年代に自治体間の競争が過熱し、特訓授業が行われるなど社会問題化した。「開示されると、点数が悪い地域や学校が批判にさらされる」との不安が根強く残る。

 県教委は、市町村教委、校長会のほか、保護者との意見交換会も開いて、開示に理解を得ようとしたが、保護者からも開示を望まない声が多数を占め、今月11日に非開示を決めた。

 ただ、開示を巡る議論はくすぶりそうだ。県教委や学校現場にも「課題を学校と地域、保護者が共有し、教育の改善につなげるべきだ」と開示を求める声は少なくない。「情報公開のルールを教育論で曲げていいのか」という声もある。

 埼玉県では県教委の非開示決定に対する異議申し立てを県情報公開審査会が審議中で、大阪府枚方市では住民が開示を求める訴訟も起きている。

 文科省も、全国学力テストの結果について、市区町村や学校が自らの結果のみを公にすることは認めている。このため、東京都墨田区や広島県福山市の各学校では自校の成績をホームページで公表している。

 こうした自治体はまだ少数派だが、重要なのは、各教委が持つテスト結果を現場にどう役立てるのかだろう。明石要一・千葉大教授(教育社会学)は「結果の良い地域や学校の優れた指導法を見習い、教育現場の改善に努めるためには、情報はできるだけ公開すべきだ」と訴える。

 29日には、今年4月の全国学力テストの結果が公表される。文科省はテストの実施要領に「各教委、学校が教育の成果と課題を把握し、改善を図る」という目的をうたっているが、活用方法をもっと具体的に説明する必要がある。

 鳥取県でも活用方法を議論することはほとんどなかった。開示、非開示のいずれが教育現場の改善につながるのか。その観点での幅広い議論が求められる。

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【教育】新指導要領前倒し 補助教材、教科書会社が作成 概算要求に盛り込みへ

 学習指導要領が改定されて、来年度から前倒しで教える算数・数学、理科について文部科学省は現行教科書に載っていない内容を指導するために必要な補助教材を、教科書会社に作成させる方針を固めた。20億〜30億円とみられる経費は来年度の概算要求に盛り込む。教科書会社では、新指導要領に沿った新しい教科書の作成に取りかかっており、2つの作業が平行して進められている。

 小学校は平成23年度、中学校は24年度から完全実施される。新指導要領は40年ぶりに学習内容が増加し、完全実施されると、下の学年に配置された学習内容を学ばない児童・生徒が出てしまうため、「移行措置」として前倒しで学習する。

 新指導要領で変わる学習内容は、小学4年生で教えている小数の足し算・引き算が3年生に移動▽これまで教えていない台形やひし形の面積を5年生で学習▽中学理科で新たに遺伝子を学習▽数学で球の体積が高校から移動−など。

 今回は理数教科を前倒しするになっているが、教科書は完全実施まで供給されないため、代用する補助教材が必要になる。

 補助教材を教科書会社が作成することになったのは、それぞれの教科書に教え方のパターンやスタイルがあり、その形式に合わせた方が子供たちに親しみやすいため。

 補助教材は教科書と異なり、無償とする法的根拠はないが、文科省では「国が指導要領を改定するのだから、国の予算で作るのが筋だ」として経費を来年度概算要求に盛り込む方針だ。

 4月に公表された移行措置案では、補助教材は国の責任で作成・配布するとしただけで、作成者や経費については触れていなかった。

 教科書会社は年末までに補助教材を作成し、文科省のチェックを受けることになる。

 一方、小学校の教科書は来年度に申請、検定を受けるスケジュールとなっている。来春までに完成させるよう執筆、編集作業が進んでいる。

 ある教科書会社の編集担当は教える内容が6年生から5年生に移る場合、使える漢字や表現方法が学年によって異なるため「上の学年の教科書をコピーすればすむものではない」として手間がかかると説明する。

 別の会社は「理科や算数は系統性が強いので、同じ内容でも補助教材と新しい教科書とまったく異なる記述なこともある」という。

 予算に制限があるため、補助教材はモノクロになる可能性もあり、カラーに慣れた子供がどこまで読んでくれるかとの心配も出ている。

 立秋を過ぎても猛暑が続いているが、教科書会社にとっては“2倍暑い”といえそうだ。

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言葉を使いこなす面白さを実感できる授業[こんな先生に教えてほしい] 桑山裕明

 幼児,小学生,中学生,高校生の保護者向けの教育情報・受験情報、学校の先生など教育に携わる方向けの教育情報・受験情報を紹介。

 全国のとびっきりの授業を伝えるテレビ番組や「NHKデジタル教材」という授業で使っていただくためのWebを制作するために、これまで、たくさんの授業を見て、多くの先生方からお話をうかがってきました。そのなかで「こんな先生に教えてほしい」と思った先生方のことを書かせていただきます。

 今回紹介するのは、表現が苦手な生徒でも言葉を使いこなす面白さを実感できる授業です。

 授業をするのは、島根県の中学校のV先生。専門は国語です。

 授業を受ける中学2年生は、自分の気持ちを言葉にし、それが伝わる喜びを感じていきます。

 このような授業を可能にした背景には、「型」「旬」「距離」の三つの要素があったからだと思います。

「型」

 V先生の授業は、短歌作りを中心に進められます。10年以上前から力を入れているそうです。五・七・五・七・七の三十一文字の定型にあてはめる短歌は、短い文章で気持ちを表現できる魔法のリズムを持っています。

 さらに、V先生は誰もが書けるようにと四つの工夫をしました。

1)ワークシートに参考作品を載せることで、どのようなことを書けばよいのかモデルを提示します。

2)先輩たちが作った短歌をただ紹介するだけでなく、上の句と下の句をばらばらにして、結びつける授業を行いました。これは、文章を自然と深く読み込むことへと繋がります。

3)書くコツとして、

「気持ちを表す言葉を使わず、行動を書くことのほうが伝わる」と伝えました。

その時、例に出した短歌です。

「おはようと初めて君に言えた朝思わず僕はかけ足になる」

中学2年生14歳たちは、みんな納得です。

4)返歌作りを行うことで、誰もが短歌を作った経験を持てるように配慮しています。

 自分の気持ちをまとめることが難しくても、友達が作った短歌の中から共感できるものを選び出し、返事・応援・アドバイスを歌にすることは、思ったよりハードルが低いのです。

「旬」

 その時、生徒が最も表現したい「旬」のテーマを選ぶことをV先生は心掛けています。

 この授業をした時は3月。卒業式の時期でした。そこで、選んだテーマは「恋愛」です。14歳のみんなにとって、恋心に決着をつける恋の決算期だからです。

 授業のタイトルは、「14歳の相聞歌」。

 好き、切ない気持ちなど、今ならではの恋する気持ちを短歌で表現していきます。

 これまで、V先生は、「旬」のテーマとして「職場体験」や「アメリカ同時多発テロ」なども取り上げたそうです。

 「旬」のテーマは、生徒たちのやる気を導き出す源泉になります。どんなテーマを選ぶか、それは教えるセンスを見るうえで、とても大切なことだと思います。

「距離」

以下に紹介するのは、短歌作りを始めた生徒たちにV先生が傍らでつぶやいた言葉です。

「あなたが告白したの?」

「ドキドキした?」

「どこで歩いたとか」

「これがいい! これ」

「いいよ。最高じゃん」

 何となくなく伝わりますでしょうか? V先生と生徒たちの距離が……。くっつきすぎず、また離れすぎていない感じです。確かに一人ひとりの生徒と信頼関係を築いていることが伝わってきました。

 学級経営が上手くいっていることは、良い授業をするための基本中の基本だと私は思います。

 表現するための言葉の使い方を知らず、表現したい気持ちと言葉とがバッチリ「はまった!」という体験がない生徒たちに、格好いい表現ができたという経験をさせたい。というV先生のインタビューに、とても共感したことを覚えています。

 最後に、生徒たちが作った歌から三首を紹介します。

 なかなか良い歌だと思うのですが、みなさんはどう思いますか?

・三月にやっと隣になれたのにチラ見するしかできない毎日

 返歌 せっかくのチャンスをムダにしてはダメ! がんばってほら声かけてごらん

・今はまだ恋になっておらんけどいつかは君にダンクを決める

 返歌 大丈夫その気持ちを持ってればいつかはきっとダンクも決まるさ

 返歌 待ってるよ君が私にダンクするそしたら私受けとめるから

・大好きなあの先輩の好きな人私じゃなくて三年生です

 返歌 大丈夫あきらめてたら負けちゃうぞ今日も来るよねラストスパート

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育てIT人材:中学高校生、大学生が合宿で熱い議論

 IT(情報技術)に優れた若者を発掘するため、中、高、大学生らが合宿してトレーニングを受ける「セキュリティー&プログラミングキャンプ」(主催:情報処理推進機構、情報処理開発協会)が13日〜17日まで千葉市内で開かれた。全国から46人の若者が参加し、講義やグループ実習などハードスケジュールをこなした。ハイテク犯罪に詳しい東京地検の大橋充直検事の講演もあり、「情報漏えいを防いで、私の仕事を楽にしてほしい」と語りかけた。

 カリキュラムはプログラミングコースとセキュリティーコースに分かれ、セキュリティーコースでは、「ウェブアプリケーションを脆弱性から守れるか」「Winnyの問題点」「災害時の復旧計画」についてグループごとに意見をまとめる実習が行われた。プログラミングコースでは、ゲームソフトの製作やブラウザー「Firefox」に他のサイトの更新情報を自動的に表示するソフトに取り組んだ。

 「無線が飛ぶ範囲を狭くしたら」「家庭で使うのに、そんなに高額な機器を使うの?」。無線LANのセキュリティーを学ぶ講座では「ニンテンドーDSとノートパソコンを無線で安全に使うには」という課題が出され、参加者が議論した。直前の実習で、無線LANでやり取りしている情報が、外部から簡単に見えることを体感したばかりで、議論は白熱する。

 結局2案をひねり出したが、講師の根津研介さん(NTTデータ先端技術)は「それでは簡単に外から侵入できる」と辛口で、「LANの中だと思っていてはだめ。インターネット上だと思えばファイアーウォールをかける」と指摘。「(2001年の)同時多発テロの時、もし自分のパソコンから航空機を操作されていたら生きていられないと思った。想像力を持って最悪の事態を考えて」とアドバイスした。

 大橋検事の講演では、ネットいじめや情報漏えいで被害者、加害者とも自殺者が出ている現状を解説。情報漏えいを防ぐには「外付けメディアに注意する」「家族でPCを共用しない」などが重要だと分析。「父親がセキュリティソフト入れても子供がはずす。逆もある。公務員の情報漏えいの原因の多くはこれ(パソコンの共用)だ」と話した。

 指導する講師陣22人の多くはセキュリティー技術の専門家。キャンプ実行委員長でセキュリティーサービス「ラック」元社長の三輪信雄・綜合警備保障参与は「日本のトップクラスが集っているが、(国内にいるのは)これでほぼ全員だ」と、セキュリティー業界の人材不足を嘆く。

 キャンプは、学習だけでなく、人脈形成の場にもなっている。一流の講師と知り合えるだけではない。キャンプの参加は1回限りのため、かつて受講した高校生、大学生を中心に、専門の道に進みつつあるチューター13人が、参加者の身近な相談相手になる。05年にキャンプに参加した瀧崎芳枝さん(21)は06、07年とチューターを務めてセキュリティー研究者の道に進み、今年は講師になった。「他の講師はすごい方ばかりだが、私は参加者の目線で教えた」と、キャンプの先輩ならではのメリットを生かす。

 また、同年代の仲間も作れる。プログラミングのコースに都内から参加した中学3年生の原将己さんは、キャンプに参加して一番良かったのは「(同じ中3の)酒井翼君に出会えたこと」と話した。

 三輪参与は「ITの仕事は、弁護士や医者と違って(子供たちが)目にする機会がない。キャンプは進路を考える場になり、参加者が目標を持ってくれれば」と期待していた。

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相加相乗平均に新証明法 高校教諭、運転中にひらめく

 高校の数学で習う定理の新しい証明法を県立倉敷古城池高校教諭の内田康晴さん(49)が見つけ、オーストラリアの数学専門誌に論文が掲載された。「高校の教育現場から論文投稿はもっと増えていい。励みになるだろう」と数学者からも喝采の声が上がっている。

 証明したのは「相加相乗平均の定理」。高校1年で習うことが多い。

 内田さんは、ある定理の証明で描いていた図形が、相加相乗平均の定理の証明に使えることに気づいた。さらに簡単な証明法がないかと連日、考えていたところ、出勤途中の運転中にひらめいた。高校入学後すぐに扱う簡単な公式を使うだけの方法だった。

 この定理の証明方法は50以上あるとされる。高校生でも理解できるほど「簡単な」方法だっただけに、新しい証明法かどうかがわからない。県立図書館や広島大学の図書館などに通ったがはっきりしなかったという。

 そのころ、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞受賞者の広中平祐さん(77)と偶然会った。欧州旅行をした06年6月、イタリア・ミラノの空港で見かけた。以前、講演を聴いたこともあり、声を掛けて新しい証明方法のことを話した。すると「それはおもしろい」と数学談議で盛り上がったという。広中さんは「新しいかどうか分からないが自分で見つけたことに価値がある。不等式専門の学術雑誌があるから投稿してみてはどうか」とアドバイス。

 論文を作り上げ、今年3月に提出。掲載を伝える電子メールが届いたのは5月上旬だった。「非常にシンプルな新しい証明方法です」。職員室でガッツポーズが出た。

 「この証明方法に気づいた人はこれまでにもいたはず。簡単すぎるので発表済みと思ったのかもしれない」と謙遜(けんそん)するものの、「生徒にもこうした発見の喜びを味わってほしい」と内田さん。

 東海大学教育開発研究所長で数学者秋山仁さん(61)は「最先端の数学ではないが、一生懸命に取り組んでいるのは立派。高校の教育現場にもいい刺激になる」と話す。

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民謡民舞学ぶ子 じわり増

 「全国大会」23、24日に都内で

 民謡民舞少年少女全国大会(日本民謡協会主催、読売新聞社など後援)が8月23、24日、東京・品川区立総合区民会館きゅりあんで開かれる。

 同大会は、日本の伝統的な暮らしを歌う民謡などの魅力を広く知ってもらおうと、1999年に始まり、毎年開かれている。今年は、全国17地区で予選を勝ち抜いた小中学生約290人が参加。民謡小学1・2・3年生の部では46組、民謡小学4・5・6年生の部では88組、民謡中学生の部では53組、民舞団体の部では9組が、それぞれ優勝を争う。

 日本民謡協会に入会している15歳未満の子どもたちは、大会が始まった当初、約1000人だったが、現在は約1500人になった。また、1回目の予選は北東北や西九州など9地区に限られていたが、現在は17地区に広がった。

 背景には、小中学校の総合学習で民謡や民舞を学んだり、津軽三味線の人気で民謡に触れる機会が増えたりしていることなどがある。

 文部科学省も、3月にまとめた中学校の新しい学習指導要領で、音楽の歌唱教材に民謡を挙げるなど、伝統文化教育の充実を図っている。

 日本民謡協会も子どもたちの育成を強化している。1997年に青少年部を設置。2003年からは、地域で育成を担当する少年少女民謡民舞指導員を委嘱し、現在約700人が小中学校などに出向いて子どもたちに教えている。

 同協会青少年部長の榎本秀水さんは「大会が始まってから4、5年で急速にレベルが高くなってきた。成人レベルの子どもも出てきているので、ぜひ見に来てほしい」と話している。

 入場無料。問い合わせは同協会(03・3471・8888)へ。

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「遺族は大きな決断を」A級戦犯分祀で古賀氏

 自民党の古賀誠選対委員長(日本遺族会会長)は16日、愛知県豊田市で講演し、靖国参拝問題に関し「すべての国民、首相や天皇陛下も行けるような環境整備のため、私たち遺族が大きな決断をしなければならない」と述べ、靖国神社からA級戦犯を分祀すべきだとの考えをあらためて強調した。

 一方、新たな国立追悼施設の建設や千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)の拡充案には「簡単に賛成はできない。靖国神社こそ戦没者遺族の唯一の追悼施設だ」と反対姿勢を示した。

 古賀氏は衆院の解散時期に関し「福田カラーが出るまで時間的余裕があってしかるべきだ。いま解散して政治空白をつくってはならない」と指摘。同時に「選挙は暑いより涼しい時期の方がいい」と述べ、来夏までに総選挙が実施されるとの見通しを示した。

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文科省:「キレる」構造を研究 対人関係、脳の仕組みは?−−来年度から

 引きこもりや「キレる若者」など対人関係の不適応が問題化していることを受け、文部科学省は来年度から、人間の社会行動やコミュニケーションに関係する脳の機能や構造を特定する研究に乗り出す方針を固めた。脳のある部位の変化や個人的特徴が、行動などにどのような影響を与えるかを示す指標を作り、問題行動や社会性障害の予防や治療につなげることを目指す。

 文科省や専門家によると、脳の生物学的な特徴と社会行動との関係は、動物では比較的解明が進んでいる。マウスでは、ある種の脳内物質を欠くと自閉的行動を示したり、攻撃性が高まることが分かってきたという。

 人間については、脳の計測の難しさなどから心理学的な手法での研究が主だった。今回、文科省は動物での知見を網羅的に結集し、計測技術の開発も進め、人間の社会性を生み出す脳内メカニズムの解明を目指す。文科省がテーマを設定し公募で研究者を選ぶ。さらに、不眠症や摂食障害、うつの増加を踏まえ、ストレス耐性や睡眠リズムをつかさどる脳幹研究も強化する。

 文科省ライフサイエンス課は「問題行動や社会性障害の生物学的なリスク要因がある程度明らかになれば、予防や治療に結びつく可能性がある」と期待する。

 東北大で「脳神経科学を社会に還流する教育研究拠点」のリーダーを務める大隅典子教授は「早い段階でリスクが分かれば、育児や教育でケアできる可能性がある。こうした指標が差別につながらないよう、経験や環境によって脳が生物学的に変化することなども社会に説明しながら研究を進める必要がある」と指摘する。

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全国学力テストの結果29日公表

 文部科学省は18日、全国の小学6年生と中学3年生計約230万人を対象に今年4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、結果を今月29日に公表すると発表した。

 初年度だった昨年は結果公表が10月24日にずれ込み、学校現場などから「公表が遅すぎ、結果を授業に生かせない」との批判が相次いだため、今年は2学期が始まる前に公表する。

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「うちが1番」広告、多いのは食品と学習塾 公取委調査

 「合格実績ナンバーワン」「売り上げ第1位」など、1番を強調する広告について公正取引委員会が調査したところ、商品では「食品」、サービスでは「学習塾」の広告で最もよく使われていることがわかった。公取委は「『1番』の根拠が明確でない場合、景品表示法違反になるおそれがある」と指摘している。

 調査は、各業種のチラシやポスターなど415点を収集。消費者モニターにもアンケートを実施し、報告書として、このほどまとめた。

 商品分野では、健康食品を含む「食品」が最も多く22.3%。次いで家電製品(18.7%)、化粧品(17.5%)の順だった。また、サービス分野では学習塾(16.9%)、住宅関連リフォーム(12.4%)、住宅建築(11.6%)の順に多かった。

 売り上げ実績の「ナンバーワン表示」は、買い手にその分野の知識が少なかったり、商品が高額だったりする時に、判断材料にされる傾向があることが、アンケートで判明。公取委は、消費者が有益情報として表示を参考にしていることから、「1番」表示には、基となる調査の客観性や正確性が重要と指摘している。

 また、報告書の中で公取委は、今後、景表法違反として取り締まりの対象となる可能性のある悪い広告事例もあげている。いつ時点の調査なのか不明なケースや、統計調査の出典がないケースについて、関係業界に注意を促している。

 一方、業界側も努力をしている。学習塾の業界団体「社団法人全国学習塾協会」は、広告では客観的事実に基づく数値や根拠を示し、「絶対合格」「●●点上昇確実」などの言葉を使わないよう、自主基準を定めて求めている。

 しかし、全国に約4700社ある学習塾のうち、同協会への加盟は、大手を中心に約630社程度。自主基準の網がすべての業者にかけられていないのが現状だ。

 同協会は「自主ルールを守らないような業者は、そもそも協会に加盟してくれない」と、悩みを打ち明けている。

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「日本語指導が必要な外国人児童生徒の受入れ状況等に関する調査(平成19年度)」

 文部科学省では、我が国の公立小・中・高等学校等における日本語指導が必要な外国人児童生徒の受入れ状況等について把握し、日本語指導が必要な外国人児童生徒の教育の改善充実に資するため、毎年度調査を行っております。今般、平成19年9月1日現在で行った調査の結果が取りまとまりましたので、公表いたします。

1.調査対象
全国の公立小学校、中学校、高等学校及び中等教育学校、特別支援学校

2.調査項目 a.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒の在籍人数 b.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒の在籍学校数 c.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒の母語別人数 d.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒の在籍人数別学校数 e.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒の在籍人数別市町村数 f.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒の在籍期間別人数 g.. 日本語指導が必要な外国人児童生徒に対する施策の実施状況 等

(初等中等教育局国際教育課)

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全盲の先生「授業すごい」、生徒に通じた生きる力

 埼玉県の長瀞(ながとろ)町立長瀞中学校に勤務する全盲の教諭、新井淑則(よしのり)さん(46)にこの夏休み、教え子たちの感想が吹き込まれた声の便りが届いた。「先生が努力してるから私も負けずにやりたい」。

 ハンデを克服して15年ぶりに普通中学校の教壇に復帰してから4か月。生徒たちは、新井さんから生きる力を学び取っていた。

 「目が見えないのに黒板に字が書けてすごい」「宮沢賢治の『オツベルと象』の授業で、象の鳴き声の読み方が情感がこもっていてすごかった」。国語の授業を受け持つ1年生82人がつづった1学期の感想文を、音訳ボランティアが吹き込んだICレコーダー。新井さんは手厳しい意見も覚悟していたが、感謝や驚きの声ばかり。文章の切れ目がわかりにくい点字の教科書を何百回も音読して授業に臨んだことを思い起こし、目頭が熱くなった。

 網膜剥離(はくり)で右目を失明し、1993年に養護学校へ移った。その後に左目の視力も悪化して休職。リハビリを重ね、養護学校や盲学校を経て今年4月、普通中学校への復職を果たした。生徒に名前と自己紹介をレコーダーに吹き込んでもらい、名前と声が一致するまで何回も聴いた。生徒の机の裏に点字テープの名前を張り付けた。板書では、字を書く位置を決めるために磁石のついた定規をけい線代わりに使う。

 1年の小沢優一君(12)は「りんごをむいてみせてくれたのには驚いた。障害者への意識が変わった」。野口静香さん(12)も「先生を助けたくて、より積極的に勉強するようになった」と言う。新井さんが副顧問を務める文化部は、夏休みに絵本の点訳に取り組む。高田忠一校長(55)は「子供たちが思いやりを持つようになった」と話す。

 新井さんは、生徒たちの表情が見えないもどかしさも感じている。それでも、「教えることは楽しい」と、生徒たちの元気な声を聞くのを心待ちにしている。

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【教え育てる】学習院初等科長・中島平三

 ■学校と保護者が一体で守る正しい日本語

 ≪次のことばを、敬(うやま)った言い方に直してみましょう。

 (1)先生が来る。→先生が 「い〇〇〇〇〇」。

 (2)先生が言う。→先生が 「おっ□□□」。

 (3)お客さまが食べる。↓お客さまが「め◇◇◇◇」。≫

 学習院初等科で使っている国語の独自の副読本『文法学習』の中の「敬語の使い方」にある尊敬語の練習問題です。

 全174ページのこの『文法学習』は、1年生から6年生までを通して使えるように編集されており、5年生で勉強する「敬語の使い方」は、こんな説明で始まっています。

 ≪ことばは、その場その場にふさわしい使い方をしなくてはいけません。目上の人だったり、友達だったり、話す相手はいろいろですが、どんな場合でも、相手に快い感じをあたえるようなことば、また自分の品位を下げないようなことばを選ぶ工夫が必要です。そのために、正しい敬語の使い方を覚えましょう≫

 そして、敬語には尊敬語・謙譲語・ていねい語の三つがある−と続き、それぞれの説明と練習問題が掲載されています。そこで取り上げられている敬語の数は、通常の教科書に比べて、かなり多数に及んでいます。これが敬語の勉強に広さと深みを加えているのです。

 敬語の学習は国語の授業の一環ですが、学習院初等科では児童が日ごろから正しい日本語を使うように、先生たちが率先して正しく、ていねいな言葉遣いをして、お手本を示すよう心がけています。

 そのためには、先生自身の言葉の“研修”も欠かせません。とりわけ新任の先生たちは初任者研修などの機会に先輩の先生たちから、児童との接し方に始まり、保護者との接し方・話し方などをさまざまな具体例をもとに学び、そうした中で、話し方のノウハウについても会得していきます。

 こうして初等科全体が「正しい日本語」を実践していく上で、保護者の協力も大きな力になっています。なかでも大学や大学院を出たての若い先生たちを保護者の方々が常に温かい目で見守り、尊敬の念をもって接してくださる。学習院初等科の伝統といってもよいこのような雰囲気が、児童の使う言葉に自然に反映していくのです。

 日本語の乱れが指摘されていますが、言葉を「守る」には、こうした努力の積み重ねが不可欠だとも思います。

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大阪桐蔭が優勝

 大阪桐蔭が17年ぶり優勝・高校野球選手権

 第90回全国高校野球選手権大会は18日決勝戦を行い、大阪桐蔭(北大阪代表)が17−0で常葉菊川(静岡代表)を下し、17年ぶりの優勝を決めた。

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【教育】子供に伝える知覧の特攻隊 元教諭が児童書

 太平洋戦争末期、鹿児島県の旧知覧町(現南九州市)の知覧飛行場から出撃した特攻隊を描いた児童文学書「大地からの祈り 知覧特攻基地」を、元高校教員の作家、植村紀子さん(45)=同県薩摩川内市=が出版した。特攻隊に関する児童向けの本は珍しく、植村さんは「現代の子供にも理解を深めてほしい」と話している。

 子供が親しみやすいようにと、薩摩半島南端の開聞岳を語り手に。この山が見つめてきた歴史の中で最も悲しい出来事として、当時の特攻出撃の状況を描き出した。

 特攻作戦に至った歴史的背景や、隊員たちが家族や恋人に残した手紙を紹介。隊員の身の回りの世話をした女子学生や「特攻おばさん」として知られた鳥浜トメさんの話も盛り込み、「戦争のない世の中に」とのメッセージを込めた。

 植村さんは「親子や、祖父母と孫で一緒に読んで、平和について考えてもらいたい」と話す。鹿児島市の画家、西健吉さん(67)が挿絵を描いた。

 問い合わせは出版元の高城(たき)書房TEL099・260・0554。

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東京学芸大:不倫で学生退学、教授を懲戒解雇

 東京学芸大は12日、交際のもつれから女子学生を退学に追い込んだとして、教育学部の60代の男性教授を同日付で懲戒解雇したと発表した。大学は「セクハラ行為などはなかったが、交際したことで退学を招き、学生の学習権を侵害した」として懲戒処分を決めた。

 同大によると、男性教授は05年夏からゼミの女子学生(当時1年)と交際を始めた。しかし、教授に妻がいて不倫関係に悩んだ女子学生は心身不安定となり、06年1月には交際を解消。07年4月から休学し、今年3月退学した。

 女子学生が今年1月に学内の人権委員会に訴え出たことで問題が発覚した。処分について、男性教授は「自由恋愛の結果で学習権を侵害してはいない」と話しているという。

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【教育】乱立の法科大学院「低実績校は整理」 法相

 保岡興治法相は修了者が新司法試験の受験資格を得ることができる法科大学院について、合格実績の低いものは統廃合すべきだとの考えを表明した。法科大学院の設置認可を行う文部科学省と近く協議を始める方針も示した。

 新司法試験の合格率は4割程度で当初目標の7、8割には遠く及ばず、学生が試験対策への傾斜を強めるなど問題点が指摘されていた。

 保岡氏は「教育能力のない法科大学院は学生に配慮した上で合併かやめるかし、あるべき姿を目指して整理すべきだ」と強調。現状については「学生にできるだけ広くチャンスを与え、特に地方に配慮して法科大学院の設置を認めてきたが、内容が伴わない学校もあるし、ばらつきがある」と指摘した。

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全国学力テスト:鳥取県、結果の非開示を決める

 文部科学省が07年度に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、鳥取県教育委員会(委員長、山田修平・鳥取短大学長)は11日の臨時委員会で、市町村別・学校別の成績を開示しないことを決めた。県情報公開審議会が開示するよう答申していた。

 全国学力テストの実施要領は「市町村別、学校別データは不開示情報として取り扱うこと」と規定し、文科省は要領に従うよう都道府県教委に通知していた。答申は「文科省通知に法的拘束力はなく、条例が規定する非開示の情報にも該当しない」と判断したが、臨時委員会では6委員中5人が「非開示を前提に実施しており、開示すれば国や市町村教委との信頼関係を損なう」と反対した。

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教員採用・人事に「目安箱」 改革会議、現場の声反映へ

 政府の規制改革会議が、教員採用や昇任人事について教育関係者を対象に「目安箱」を設ける。大分県の汚職事件を受け、13日からホームページや郵送で現場の教員らから進言や不満を聞き、同会議の年末の第3次答申に盛り込む再発防止策や制度改善の提言に反映させる考えだ。

 教員採用のあり方では、同会議の前身の規制改革・民間開放推進会議が05年、公正性確保のため採用基準の公表を求める答申を出し、文科省も県教委へ公正性の確保を求める通知を出した。しかし、その後に大分県で不正が明るみに出た。規制改革会議では学校選択制など教育制度の改革を打ち出してきたが、教員採用のあり方についても踏み込む必要があると判断した。

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吉田が連覇で金メダル レスリング女子

 北京五輪のレスリング女子55キロ級決勝で、吉田沙保里(綜合警備保障)が許莉(中国)に勝って、前回アテネ大会に続いて金メダルを獲得した。

 レスリング女子48キロ級決勝で、伊調千春(綜合警備保障)は、キャロル・ハイン(カナダ)に敗れて銀メダルに終わった。

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【教育】話し方重視、60年ぶり指導要領再登場 「言語活動」へ賛否

 ■国語力考えるチャンス←→占領下のゆがんだ内容

 昭和22年、文部省が初めて出した学習指導要領(試案)では、「民主主義に必要な学力」という視点が前面に出され、話し方・聞き方など「言語活動」が重視されていた。今年3月に改定された新指導要領でも言葉に関心を持たせる「言語活動」の強調が一つの特徴となっており、60年以上前に先取りした試案を再評価する声も挙がっている。一方で、22年版をめぐっては「占領下のゆがんだ内容」とした批判もあり、識者の間で評価が分かれている。

 「これからの民主主義の実現には、自分の意見を述べたり、話しあいをしたりすることがたいせつであるから、話しかたの教育は新しい使命をおびる」

 「民主主義の国では、各個人の意見が大切であることを理解させていく」

 22年版指導要領の「中学国語」と「文法の学習指導」には、「民主主義」という言葉が5回も登場する。

 つくば国際大の入部明子教授(比較国語教育学)は「民主主義社会における国語力とは何かを力強く語っている」と評価し、「現在も多くの国では、民主主義という言葉とセットで、国民が陪審員制度などを通じて司法に貢献することが説かれている」と指摘する。

 入部教授は、日本で来年5月から裁判員制度が導入されることに注目。「裁判員に必要な国語力という視点から六十余年ぶりに、公教育としての国語力のあり方を考えるチャンスがめぐってくる」と期待する。

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関西私立中学(偏差値60以上)

偏差値 : 71
   灘中学校

偏差値 : 65  
   東大寺学園中学校

   甲陽学院中学校

偏差値 : 63
   洛南高等学校附属中学校

偏差値 : 62
   大阪星光学院中学校

偏差値 : 61
   西大和学園中学校

   神戸女学院中学部

偏差値 : 60
   洛星中学校

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ゼミ学生と関係、学芸大教授を解雇 「精神追いつめた」

 ゼミの女子学生と不適切な関係になり、女子学生を退学せざるをえない精神的状況に追い込んだなどとして、東京学芸大(東京都小金井市)は12日、教育学部の60代の男性教授を懲戒解雇した。

 学芸大によると、教授は05年6月ごろから、1年生のゼミ生と恋愛関係になった。学生は教授が妻帯者であることなどに悩み、同年秋以降、複数回にわたり手首を切って自殺を図った。07年度を休学し、今年3月に退学した。大学側は「いわゆるセクハラ、パワハラとは違うが、学生の人権を著しく傷つけ、学習の権利を侵害しており問題」としている。

 今年1月、学内の人権問題に対応する委員会に、女子学生が再発防止を求めて訴えたことから、大学が調査していた。教授は「自由恋愛で、処分は重すぎる」と話しているという。

 この学生以外にも04年と05年、2人の女子学生が同委に「教授からメールでしつこくドライブや食事に誘われる」などと相談していたが、大学はこの時点では教授を指導していなかったという。

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教科書の写真 掲載ミス

 教科書会社「東京書籍」(東京都北区)が発行している高校教科書「日本史B」で、長崎の原爆で被害を受けた「長崎医科大(現在の長崎大医学部)付属病院」として掲載した写真が、実際は城山国民学校(現在の長崎市立城山小)のものだったことが12日、わかった。

 同社は近く文部科学省に訂正を申請する予定。この教科書は2002年度の教科書検定に合格している。同社は、「出典元の写真集から転載する際にミスがあったとみられる。誠に申し訳ない」としている。

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滞納給食費300万円 先生が立て替え 大阪・池田の8小学校

 大阪府池田市の8つの市立小学校で、給食費などの滞納額が平成19年度末までに約300万円に上り、校長や教員、事務職員らが立て替えて穴埋めしていたことが12日、市教育委員会の調査で分かった。

 保護者らに会計報告する月末や年度末に校長らが私費で穴埋めしていたほか、一部では教員の親ぼく会費を無断で流用していたケースもあった。

 市教委は「本来は保護者が支払うべきもので、立て替えは好ましくない。流用は憂慮すべきことで、今後処分を含め検討したい」としている。

 市教委によると、立て替えていたのは全11校のうち8校で、給食費が約168万円、教材費が約69万円、修学旅行などの積立金が約53万円、学級費が約7万円。一つの小学校で最も多い滞納額は約130万円だった。 

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教員採用・人事に「目安箱」…規制改革会議 改善策募る

 政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船会長)は12日、教員採用や人事を巡る不適切な慣行などについて幅広く情報提供を受け付ける「教育目安箱」を設置することを決めた。

 大分県の教員採用を巡る汚職事件を受け、教員採用の公正性や透明性を高める必要があると判断した。13日に同会議のホームページ(HP)上に開設する。実態を把握した上で教員採用システムの改善策などを練り、年末にまとめる第3次答申に盛り込みたい考えだ。

 内閣府規制改革推進室では「問題点を洗い出すためには、現場の生の声を直接吸い上げる必要がある」としている。教育関係者や児童・生徒の保護者などから、教員採用を巡る不適切な実態や慣行のほか、効果的な改善策や望ましい教育行政の在り方などに関し、情報や自由意見を募る。目安箱は9月12日まで設置する。投稿は、同会議のHP(http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/)か、規制改革推進室への郵送で受け付ける。

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作文・小論文の対策、正しい日本語の習得に!!